2012年09月01日

読書の季節

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本日、2度目の更新です。
こちらは自己満足の備忘録なので、
興味のない方は、すらっと通りすぎてくださいね。

朝晩涼しくなったこともあり、
本屋さんに足が向くようになってきました。
ここ1週間で買った本をご紹介。
普段は純文学と言われるジャンルの本が多いのですが、
今回はあえてミステリ・サスペンス・ホラーと呼ばれるものを
手にしてみました。
その理由はまた後日改めて書きますね。

読んだものには短い紹介文を添えてあります。
関心を持ったものがあれば、
お手に取ってみるのも一興。

●眼球綺譚 綾辻行人著
今更ながらに、綾辻さんの本を手に取りました。
これはホラーの分類にあたります。短編7つの物語。
どれも同じ名前の女性が主人公ですが、
同一人物というわけではありません。
体が再生するという特異体質の妻のお話を始め、
背中がぞくっとするような怪奇と幻想が入り混じった物語です。

●十角館の殺人 綾辻行人著
同じく綾辻さんの作品。
こちらはミステリです。
デビュー作を改訂したもので、
改訂前の本を読破された方が読んでも楽しめます。
十角形の奇妙な館が建つ孤島、角島を舞台に
大学ミステリ研のメンバーを襲う連続殺人のお話しです。
復讐劇でもあります。

●交換殺人には向かない夜 東川篤哉著
ドラマ化された謎解きはディナーのあとで、
の著者の作品。
ユーモアがちりばめられた軽快な文章が
とても読みやすくあっという間に読破できます。
架空の都市を舞台に、私立探偵が活躍する
いわゆる探偵ものです。

●中途半端な密室 東川篤哉著
こちらも同じく東川さんの作品。
密室というテーマを扱った掌編からなる
物語です。
しかし本格的な密室ものとは一線を画し、
学生の素人探偵がプロ顔負けの謎解きを
披露する、ある種軽快なお話しばかり。
言うまでもありませんが、
ここでもユーモア満載で、
わかってみると「何だ」と
ちょっとばかり拍子抜けしてしまう謎解きが
いい感じに脱力できる楽しい一冊。

●二重奏 赤川次郎著
学生時代によく読んでいた赤川さんの作品。
難解な表現を避けたリズミカルな文章が
小気味いい赤川節は健在です。
大人になって読むことが少なくなりましたが、
久しぶりに手に取ってみると、
やはり楽しい。
人の死や、少し先の未来が見える能力を持つ
少女が主人公のお話で、
謎解きよりはサスペンス色が濃い作品かもしれません。

●コンダクター 神永学著
自費出版から飛び出した作家、神永さんのミステリ作品。
幽霊が見える八雲を主人公とする心霊探偵シリーズで
一躍人気作家の仲間入りをした感があります。
首なしの白骨死体が発見されたことから
主人公の身の上に奇妙なことが起こり始めます。
記憶障害を患うフルート奏者の主人公と、
音楽時代の仲間内で起きたある秘密にまつわる
謎解きのお話です。
登場人物にしかけがあり、
趣向を凝らした展開がスリリングな
サスペンスミステリとも言えます。

●龍神の雨 道尾秀介著
幅広いジャンルを自在に描く道尾さんのミステリ作品。
事故で母を失い、血のつながらない父と暮らしている
兄妹と、事故で母親をなくし、血のつながらな母と暮らしている兄弟の
切ない物語です。
血のつながらない父に殺意を抱き、
殺人計画を実行した兄の事件をきっかけに、
4人の運命が交差し、悲劇を生んでゆくお話です。
ある意味、誤解から生じた殺意の悲劇かもしれません。

●ラブコメ今昔 有川浩著
高知県出身の有川さんの作品。
大人のライトノベルと称されるその文体は、
軽快で勢いがあります。
自衛隊シリーズと呼ばれるものの作品群に属する物語のひとつ。
自衛隊員の結婚、恋愛話をユーモアを交えて綴っており、
楽しく爽快な読後感です。

●さよならドビュッシー 中山七里著
第8回このミステリーがすごい!大賞受賞作品。
最終選考に同じ作者の作品が2作残るという快挙を成し遂げた
中山さんのデビュー作品でもあります。
祖父と従兄とともに火事にあいひとり生き残った
ピアニストを目指す18歳の少女が主人公。
火事の際大やけどを負いながらも、
必死にリハビリを行いピアニストへの強い執念の見せる少女。
一見すると青春音楽小説かと思われるほど、
クラッシックの音を文章で見事に表現している筆致は
秀逸。
祖父の財産争いも絡み、殺人事件、殺人未遂と少女に次々と
災難が襲いかかります。
最後の展開に息をのむこと間違いなしの作品です。
(読む音楽と言えるほど、音の表現が素晴らしいのですが、
本格ミステリ好みの方は、少し合わないかもしれません)

●連続殺人鬼カエル男 中山七里著
前述のこのミステリがすごい!!大賞受賞した
中山さんの最終審査に残ったもうひとつの作品です。
大賞作品が青春音楽ミステリであるならば、
こちらはサイコミステリに属するでしょう。
殺人の犯行は狂気に満ちていて、
残酷な方法での殺害描写はグロテスクです。
暴力的、性的虐待の残虐な表現もあり、
好き嫌いがはっきり分かれる作品でもあります。
サイコやホラー作品が好きな方にはおすすめかもしれません。
小説的技巧、構成力、表現力という点では、
新人離れした完成度ではあります。
(1961年生まれなので若い人とは言えませんが新人作家ではあります)

まだ未読の本。

●おやすみラフマニノフ 中山七里著
●図書館戦争 有川浩著
●鬼の足音 道尾秀介著
●花と流れ星 道尾秀介著
●刹那に似てせつなく 唯川恵著
●どこから行っても遠い町 川上弘美著
●凍りのクジラ 辻村深月著

それでは今から、未読の本を読むことにしますが、
もしもお勧めの本がありましたら、
ご紹介くださいね。






posted by smile-one at 20:53 | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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