2012年11月05日

スマ劇場 **高校突入編**

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中学校の窓から見た校舎の外観に憧れ、
志望校に決めた高校へ、無事合格を果たしたスマ。
真新しい制服を身に包むと、スタートを切るワクワク感が、
一層胸に満ちてきます。

通学路は中学校時代と変わりなく、
ずらりと田んぼの居並ぶ路が続きますが、
その風景まで違って見えるから不思議なものですよね。

校門の前に立ち、改めて校舎を目にすると、
少しばかり古びてはいるけれど、
ステンドグラスが嵌め込まれた建物の佇まいは、
まるで教会みたいで本当に素敵でした。
しばしうっとりと魅入っていたほどに。

しかしながら、スマの歓びもその一瞬で終わってしまいました。
というのも、室内は外観と異なり、
廃れた雰囲気が渦巻いていて、何とも陰鬱な感じなのです。

そもそも土足というのが曲者で、
床が汚い!!
天気が良い日はまだしも、
雨の日は最悪です。
泥水で床は汚され目も当てられません。

しかも!!
窓の一部が破損していて、
雨漏りまでするではないですか。
多少の雨ならまだましですが、
激しい雨の日は傘が必要なほど
吹き込んできます。
雨が上がっても、足元には水たまりができて、
靴がびしょびしょに濡れてしまうのでした。
(これ本当の話しですよ)

外観だけで志望を決めてしまったツケなのか、
憧れの校舎は一転、呪われた校舎のように
思われて落胆することしかりのスマ。

ただ、外から見る分にはやはり趣があって、
他校の友人からも褒められるのですが・・・・。
実情は外からではわからないという
教訓そのものですね。

しょっぱなから期待を打ち砕かれたスマですが、
その後も様々な行き違いから自分の思惑とは
逆な方向に行かざるを得なくなるのでした。

そのことはまた次の機会に・・・・。

※全部の教室が雨漏りしていたわけではありませんが、
私は運悪く窓際の席で一番被害を被りやすい場所に
いました。

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現在では改装され、外観もすっかり変わってしまい、
近代的な様子になっています。
室内も清潔でとても明るい雰囲気になっていて、
私が通っていた高校とは全く別物になっていましたね。
↓↓↓↓
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先週は月曜から日曜日までの7日間勤務でした。
その変わり今週は月・火と連休になってます。
11月1日から本格的に始動し、
やっと仕事しているという気分になってきましたよ。



クリックすると詳細ページにジャンプします。
         ↓↓↓↓    
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2012年09月01日

スマ劇場 ++卵巣のう腫編 その2++

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病は気から。
気持ちだけは元気いっぱいなスマでしたが。
右下腹部の痛みは、ちっともおとなしくなってはくれませんでした。
それどころか、日常生活に支障が出るほどの激しい痛みに襲われ、
もはや眠ることすら出来なくなっていたのです。

これは、ちょっとまずいかも。
さすがに呑気なスマにも危機感が芽生え始めます。
丁度いい塩梅で、2日後に健康診断を控えていました。
会社が費用を負担してくれることもあり、
願ったり叶ったりのタイミングです。

案外どこも悪くなく、
健康そのものと診断されるのでは?
と頭の片隅に淡い期待を寄せたものの、
人生そんなに甘くはありませんでした。

「卵巣に腫瘍が見られるから、大きい病院で精密検査を受けて下さい」
医師に告げられたときは、やっぱりね、と納得したものです。
病院嫌いのスマも、観念するときがやってきたのでした。

痛みが相当あったこと、短期間で急激にのう腫が大きく育っていたことから、
即手術という結論になり、再発防止のために卵巣摘出を勧められました。
卵巣はふたつあり、右を取っても左があるから大丈夫。
みたいなことを先生は簡単に言ったものです。
それは男の人に言われたくないなぁ、とチリリと胸に棘が刺さりましたが、
まぁ、しょうがないと不満を飲み込んだスマでした。

かくして入院、手術の日取りが決まり、
有給休暇のない会社は、当然のごとく退職という形になりました。
ようやく掴んだ就職口でしたが、
健康に変えられるものではありません。
元気があれば何でもできる。
と猪木さんもおっしゃっております。
まずは、体を治すことが大事。

入院前日、伸び放題の髪を切るため、美容院へ出かけました。
入院中、洗髪が出来なくてもいいように、
出来るだけ小ざっぱり短く刈ろうと考えて。
スマは髪型にこだわりがありません。
手入れが簡単で、
出来れば自然乾燥で済ませられる髪型が理想です。
なので予約が必要なしゃれっ気のある美容室ではなく、
大衆理容的な流れ作業で済まされる所を好みます。
値段はカット1000円位。
視力が悪いスマは、出来あがった髪型を
その場で確認することはできません。
鏡を見てもぼんやりしていてよくわからないのです。
「大丈夫ですか」と問われて、「はい」と答えておきます。
丸刈りにでもされない限りは、大抵のことならOKなのです。
この日も、出来栄えを確認することなく、家に帰ってゆきました。
そんなスマの髪型にいち早く気づいたのは、妹でした。
「ワカメちゃんみたい」
ポツリとつぶやいた言葉に反応し、眼鏡をかけて鏡を覗いてみました。

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眉毛のところで、パツンと揃えられた前髪。
耳たぶくらいでまっすぐ切られたサイド。
ジョリっと刈り上げられた後ろ髪。

なるほど、これはワカメちゃんだわ。
とスマも認めざるを得ない髪型とあいなっておりました。
これが若い子ならばご愛敬で許されるでしょう。
しかしながら、いい歳と呼ばれるスマにとって、
それは少々こっぱずかしい髪型なのでした。
「う〜ん」
と唸るスマに妹が
「ま、1000円だからね」
と笑いました。
そりゃそうだ。
1000円なんだから、そこに技術やセンスを求めてはいけないのだ。
いや、もとから期待して行ったわけでもないし。
だけど、ね。
明日から入院し、退院するまでこの頭か。
後悔先に立たず。

ですが、入院病棟ってところはみんなスッピンで、
髪型など気にする場所ではなく、
スマよりゾンザイな有様のおばさまたちが
ウヨウヨいたことで、その心配が杞憂に終わったことは
言うまでもありません。

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そしていよいよ手術当日、両親、叔母夫婦に見守られる中、
手術室に看護師さんと、点滴をお共に歩いていきます。
盲腸のときは下半身麻酔だったので、
意識がきちんとありました。
全身麻酔は初めての経験です。
「数を数えるからね」
麻酔科の先生が優しく耳元で言います。
こくり、とうなづくスマ。
「ではいきますよ、い・・・・」
いち(1)という声を聞く前に、
スマの意識は飛んでいました。
そして気づくともう病室のベッドのうえでした。
1年半ほど痛みをこらえた卵巣のう腫とは、
30分ほどの手術でオサラバとなりました。

手術後の経過は順調で何の問題もないと
看護師、担当医ともに太鼓判を押してくれましたが、
スマには気がかりがひとつだけありました。
それは。
あの便秘腹に負けずとも劣らない、
ぷっくり膨らんだお腹です。
産婦人科ということも手伝って、
「予定日はいつですか」
と声をかけられたときは、
「もうすぐです」
などとうっかり答えてしまいそうなほど、
それは見事な太鼓腹でした。

退院後もお腹はしぼむ気配を見せず、
もしや一生このまま?
不安がよぎりましたが、
1ヵ月ほどで元通りになり、
ほっと胸をなでおろしたスマなのでした。

次回のスマ劇場から本筋の高校時代突入編に戻ります。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

腹腔鏡による手術あとは殆どなく、
言わなければ誰も気づかないほどです。
開腹手術に比べて、体への負担も少なく、
術後の回復が早いのが利点だと言われました。
ですが、手術時にお腹に入れられる炭酸ガスのせいで、
お腹がぷっくりと膨らむのが難点。
ガスはすぐに抜ける人もいれば、
私のようになかなか抜けない人もいて、
千差万別みたいです。

パンパンに張ったお腹が苦しくて
しばらくは寝返りも打てません。
歩くにも窮屈です。
しかも定期健診に行く際、
パンツのサイズがどれも合わないときています。

まあそれでも1か月ほどで元に戻ったので、
よしとしとするしかありませんね。







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2012年08月25日

スマ劇場++卵巣のう腫編++

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思いこみが激しくて妄想族のスマは、
自分の中で勝手に物事を結論付けてしまう
悪い癖があります。
今回手術を受けた卵巣のう腫の場合もそうでした。

異変を感じたのは、かなり前のことです。
寝返りを打つ時、右下腹部につるような感覚がありました。
その感覚は盲腸のときに感じた痛みとよく似たものでした。
「まさか、また盲腸?」
と、疑いましたが2度盲腸をした人なんて、
聞いたことありません。(手術でとった場合)
盲腸はもうないはず。

そのときスマの脳裏にある映像が浮かびました。
それは・・・・。
手や足を切断した人が
あるはずのない手や足の痛みに苦しめられている姿です。
どうして痛みを感じるのか。
それは痛みの記憶が脳に残っているためで、
実際の痛みではないというテレビ番組を見たことを思い出したスマは、
またもや見当違いをしてしまいました。

盲腸はないけれど、
痛みの記憶がまだ残っているのか。
ずい分と昔のことだけれど、
人間の脳って、摩訶不思議。
痛みの原因は脳にあり、
記憶が作りだした架空の痛みなのだと、
勝手に納得してしまったスマなのでした。

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けれど、痛みはどんどん激しくなっていきました。
歩くと右下腹に振動が伝わり、
立っていられなくなることもありました。
架空の痛みにしては生々しいな、
とさすがのスマも疑いを持ちはじめます。(遅い)
が、そこは痛みに鈍いスマ。(自慢じゃない)
慢性的になってきた痛みにかなり慣れ始めていました。
日常的には痛みも緩やかになり、
気になることもなくなっていったのです。
ときどき痛みが鋭くなるのは、
生理にあたる前後だったので、
生理痛のおまけ、ぐらいに考えるように
なりました。
病は気から、よ。
と、間違った認識のまま、
病気なんかじゃないさ、と
気持ちだけは元気なスマでした。

              つづく。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

前回の盲腸編に続き今度も病気のお話となりました。
早期発見、早期治療はとても大切なことです。
体に異変を感じたらすぐ病院に行きましょう。
と、私が一番そうすべきですね。
わかってますよ。

ちっとも学習しないおばかな体験談を、
反面教師として笑って読んで下されば
嬉しいです。

男性の方にはわからない痛みでしょうが、
私は生理痛が酷く、
卵巣のう腫の痛みはそれに比べると
我慢できる程度でした。
そのことが却って病状を悪化させてしまったみたいです。



posted by smile-one at 01:43| Comment(10) | TrackBack(0) | スマ劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月18日

スマ劇場=盲腸編=

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我慢強いのか、鈍感なのか、病気に疎いところがあります。
少々の痛みはあまり気にしたことがありません。

中学の頃、急性虫垂炎で手術したときもそうでした。
下腹が何となく張ってるな、と思いながらも
「便秘か」
と、あまり深刻には考えておらず、
バレーボールの練習試合に参加していました。

日曜日に他校と行われた練習試合は、
1ヵ月後に控えた県大会へ向けての
最終調整も兼ねて熱がこもったものでした。

技術の全くないスマがレギュラーポジションを獲得できたのは、
声の大きさと、最後まであきらめない根性が
先生に認められた結果です。

ところがその日のスマは、声もあまり出せず、
動きも鈍かったため、
中途半端なプレーしか出来ませんでした。

「スマたるんでるぞ」
3セット目が終わったとき、コーチにお尻を叩かれました。
(今そんなことするとセクハラで訴えられるかも)
「覇気がない、覇気が!!」
コーチの怒鳴る声が、下腹部にズンズン響いてきて、
痛みも激しくなってきていました。
「すみませんコーチ。お腹がいたいんですけど」
我慢できなくなって、訴えたところ、
「いつもの便秘だろう。試合が終わったらカンチョウでもしとけ」
と、一蹴されてしまいました。

実は、コーチとスマ母は古くからの知り合いで、
スマの慢性便秘のこともよく知っていたのです。

やっぱりそうかなぁ、と思いつつ、
痛みの種類が違うような気もしましたが、
結局、試合が終わるまで我慢を通しました。

「お疲れ様でした」
キャプテンの解散の言葉を聞いた瞬間、
スマはその場に座り込んでしまいました。
下腹部の痛みはもはや限界で、
立っていることすらできなかったのです。
「どうしたスマ」
油汗をかき、青ざめた顔をしているスマを見て、
さすがに慌てたコーチがかけよってきました。
「お腹が・・・・」
声を出すのもつらく、
そこまでしか言葉になりません。

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コーチからの連絡で、
スマ父が車で迎えにやってきました。
そして、そのまま救急病院へ直行となったのです。

試合を終えたばかりだったので、
スマはユニフォーム姿のまんまです。
当時はまだブルマの時代でした。
今思い返せば、何て恥ずかしい格好!!
と顔が赤くなるのですが、
そのときは、痛みで気を失いそうだったので、
それどころではありませんでした。

診断の結果、急性虫垂炎で、
即手術しないと危険な状態とのこと。
スマ父が同意書に慌ててサインし、
手術が行われることになりました。

中学時代の多感な年ごろに、
あられもない格好で病院に運ばれ、
ブルマとパンツを脱がされたあとの剃毛は、
死ぬほど恥ずかしい体験でした。
まな板の鯉のように手術台に乗っけられたスマは、
盲腸がなくなったらひょっとして、
体質が変わって便秘も治るかも。
などと淡い期待を寄せていましたが、
そんなことがあるはずもなく、
今なお、便秘に悩んでおります。

もっと早く病院に行っていたら、
ちゃんと服を着て診察を受けられていたのに。
そのことだけが、悔やまれたスマなのでした。



++++++++++++++++

ずっと便秘症で、小学校の頃は
病院に通っていたました。
1ヵ月以上、便が出ずに
臨月のようなお腹になって、
妊娠と間違われたこともあります。
今はそれほど酷くなくなって、
妊娠初期ぐらいのお腹です(笑)

posted by smile-one at 21:06| Comment(16) | TrackBack(0) | スマ劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月06日

スマの高校お受験 **完結編**

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金歯先生のユニークな指導により、
もともと勉強好きだったスマは、
みるみる成績が上がっていきました。
担任の先生も、この成績ならどこの高校でも
合格できる、と太鼓判を押してくれたほどです。

志望高校は最初から決めていました。
教室から見える、ステンドグラスの窓が魅力的なO高校です。
何より家から近いというのが、一番の決め手でした。

進路相談の日、担任の先生はスマにこう言いました。
「もっとランクを上げてもいいんじゃない。
せっかく塾にまで通ったんだから」
と。
ですが、スマが塾に通っていたのは、
単純に憧れからです。
別に受験のために入ったわけではありませんでした。
「いいんです。志望校はO高校に決めてますから」
担任の先生は肩をすくめながら、
「それじゃあ、O高校に願書出すけど、本当にいいのね」
と念をおします。
「いいです」
即答のスマ。
「わかりました。じゃあO高校で決定します」
進路の聞き取り表に何やら書き込みながら、
先生は若干うらめしそうな表情を見せました。

自分のクラスから、いい学校に合格した生徒の数で、
先生の評価は当然あがります。
ですから目論見が外れ、落胆したのでしょう。

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気がつくと塾へ通うのも、終わりの日を迎えていました。
金歯先生や、Mくん、Yさんともお別れです。
胸に寂しさがこみあげてきます。

金歯先生がスマたちに、お別れの言葉を贈ってくれました。
「皆さん、今までよくがんばりましたね。
がんばった努力は、報われなければなりません。
ですが、もしも第一志望校に入れなかったとしても、
落ち込むことはないんですよ。
ご褒美がちょっと先に延びただけだと思いましょう。
そして努力した時間は、決して無駄ではなく、
未来への貯金だと考えてくださいね」

普通の先生なら、縁起が悪いから志望校に入れなかったときのことなど、
話したりしないでしょう。
でも金歯先生は違っていました。
例え不合格になっても、この先にいいことが必ずあるから、
努力したことは無駄にはならない。
そう教えてくれたのです。

他の大人が言うと陳腐な説法に聞こえたかもしれませんが、
金歯先生の言葉は、心にすーっと届きました。
学ぶことの面白さを教えてくれた金歯先生には
本当に感謝です。

O高校を受験しますと言ったとき、
「そう、いい高校ですよ。楽しみですね」
と金歯先生は笑いました。
担任の先生のように「もっとレベルを上げましょう」とは、
決して口にしませんでした。
そのこともスマにとっては、大きかったかもしれません。

そしてスマは、めでたくO高校に通うことになるのです。


高校に入ってからのお話はまた今度・・・・。


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

自分で言うのもなんですが、受験のために塾に通わなくても、
成績はいい方でした。
ですから学校の先生はいわゆる進学校を受験するものだと
思っていたようです。
塾にまで通っていたのですから、当然と言えば当然かもしれません。
大してレベルの高くないO高校に行くと言ったときには、
えらく驚かれてしまいました。

塾で仲良くなったYさんとの話は、ちょっとこぼれ話で、
そのうち書きたいなと思っています。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

インフルエンザが猛威をふるっていますね。
皆さんご自愛ください。

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2012年01月29日

スマの高校お受験Z

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金歯先生の教え方はいたってシンプルで、
実力がついているのかどうかは疑問ですが、
楽しいものでした。

勉強が比較的好きだったスマは、
全般的に成績も良い方。
ただ地理だけは、どうしても苦手でした。
都道府県は言えても、それが地図のどこにあるかは
さっぱりわからないのです。

「今日は地図の勉強をしましょうか」
そんなスマの弱点を見透かしたかのように言った、
金歯先生の手には何故かパズルが。
「はい」
そのパズルをひとりずつ配っていきます。
見るとパズルは日本地図でした。
「それでは、パズルをバラバラにして掻き混ぜてくださいね」
MくんとYさんが早速パズルをバラバラにしています。
あわててスマもそれに倣いました。
「はいそれでは、今から15分でパズルを完成させてくださいね。
よ〜い始め!」
金歯先生がタイマーをカチっと押します。
バラバラになったパズルのピースは、
都道府県の形をしたもので、
県名が記されていました。

3人は無言でパズルをはめ込んでいきます。
スマのように都道府県の位置がわからなくても、
パズルなので形が合うところにはめ込んでいけば、
自然に地図が出来上がっていくという按配です。

「はいおしまい!!」
金歯先生の声でみんなが手を止めました。
「さあて、できましたかね」
Mくん、Yさん、スマの順番でパズルを見ていく金歯先生。
「みなさんよく出来ましたね」
3人とも制限時間内にパズルを完成させていたようです。

パズルの授業はこのあとも続くのですが、
制限時間が15分から10分、10分から5分へと、
だんだん短くなっていきました。

最初はパズルを単純にはめていく作業だったのですが、
徐々に都道府県の位置関係が頭に刷り込まれていきました。
そうしているうちに、苦手だった地図がいつの間にか
得意になっていったのです。

金歯先生の授業には、こういった遊びを取り入れた
工夫がたくさんこらされていました。


+++++++++++++++++++++

金歯先生は教えることにとても長けていました。
塾の先生だから当たり前かもしれません。
ですが、ただただ通り一遍等に教えていく
学校の授業とは違い、楽しみながら学習できる
工夫がたくさんあったのです。

金歯先生の授業によって克服できた苦手教科が
たくさんあります。
個人塾だからこそ、成立するやり方だったのかもしれませんが、
私にはとても合った学習法でした。





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2012年01月14日

スマの高校お受験Y

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塾での授業を終えた帰り道、ふと後ろに人の気配を感じて振り返ったところ、
そばかす顔のYさんではありませんか。
あれ、家同じ方向なのかな、と思いながらも
気づかなかったふりを決め込みました・・・・。

キコキコ、キコキコ。
二人の自転車をこぐ音だけが響きます。
Yさんはつかず離れずといった感じで、同じ距離を保ったまま、
後ろをついてきていました。
その距離がぐっと縮まったのは、信号待ちのときです。
「あれ、あんた今日は入ってきた子?」
隣にならんだYさんが、おもむろに声をかけてきました。
え?もしかして気づいてなかったの、とビックリしながらも、
「ああ、はぁ」
と間抜けな返事を返すスマ。
Yさんの表情は暗くてよくは見えませんでしたが、
声の調子は淡々としたものでした。
「あたしさぁ、目わるいき、気づかんかったがよ。
家一緒の方向ながや」
Yさんは、塾の寡黙な印象とは違って、
結構お喋り好きのようです。

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信号が青になり自転車をこぎ出したときには、
Yさんはすっかり砕けた調子になっていました。
「あたし○○町ながやけど、あんたどこ?」
ちょとぶっきらぼうな口調のYさん。
「○○町だけど」
「え〜!!近いやんか」
Yさんの叫び声が、静かな夜道に響きわたります。
確かに、Yさんとスマの家は驚くほど、近かったのです。
「うん、近い」
スマはまだ、単語のような返事しか出来ません。
「じゃあ、これから塾の帰りは一緒に帰ろうよ」
物おじしないタイプなのか、Yさんは家が近いというだけで、
スマをお友だちとして迎え入れてくれたようでした。
「あ、うん」
「何?あたしと一緒帰るのいやながかえ?けんど二人の方が楽しいし、
色々しゃべりながら帰れるやんか。ね、帰ろう」
ちょっと戸惑い気味のスマに対して、Yさんはものすごく積極的です。
Yさんの迫力に押されて、
「うん、一緒に帰ろう」
そう言うしかないスマでした。
でも不思議と嫌な感じはせず、むしろYさんという人に
興味を持ちました。
この人、何だか面白い。
ちょっと今までにない関係の友だちになれるかも。
そんな予感までしたのです。

その予感が確信に変わるまでに、大して時間は必要ありませんでした。


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私は初対面の人とは何を話してよいかわからないので、
人見知りをしてしまいます。
話しかけてもらって、徐々に打ち解けた関係になってくると、
ものすごく饒舌になるので、
「あんたよう喋るね」
と驚かれることが多いですね。

Yさんは視力が弱く、前を行く私に気づいていませんでした。
信号が赤にならなければ、もしかしたら私たちは口をきくことすら
なかったかもしれません。

人との出会い、そして縁とは不思議なものですね。





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2011年12月11日

スマの高校お受験X

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六畳一間の和室という簡素な教室に
学友はたった二人だけという塾。
スマが抱いていた塾のイメージとは
かなりかけはなれたものでしたが、何はともあれ念願の塾に入ったスマ。

金歯先生は第一印象と違い、穏やかで温和な性格のようでした。
スマたちが問題を解いている間、にこやかに笑みを浮かべながら、
3人のまわりを歩き回ります。
「大丈夫? 解けるかな」
鉛筆の動きが止まったときには、静かに声をかけてくれたりもしました。

「さあ、皆さん時間ですよ。手を止めて」
金歯先生の合図で2人が手を止めて問題用紙から顔をあげます。
慌ててスマもそれに倣いました。

「それでは解答を配りますから自分でまず答えを合わせてください」
金歯先生が用紙を集めて答え合わせするのかと思いきや、
各自で自己採点をするようです。
よく考えたらこの塾には、教室にあるべきはずのものがありませんでした。
それは黒板です。
黒板のない教室は、何とも不思議な光景でした。
問題を説明したりするときはどうするんだろう。
などと考えていると
「スマちゃん、どうですか、合ってますか」
金歯先生がスマのところにやってきました。
「あ、はい合ってます」
解答用紙と自分の問題用紙を見比べ、全問正解なのを確認し、
慌てて答えます。
「すごいですね。全問正解ですよ。面積好きなのかな」
ニカッと笑った口元から金歯がキラン。
その顔はちょっと怖い。
「結構好きな方かも」
口元を見ないようにうつむき加減のスマ。
「成績を上げるにはその教科を好きになることが一番」
金歯先生はスマの肩をポンポンと叩いていきました。

「Mくんはどうかな。おおこちらも全問正解。さすがだね」
ちょっと横太りの男子生徒はMくんというらしい。
Mくんは褒められても、能面のごとく無表情のまま。
当然といった感じなのでしょう。

「Yさんは、おっと残念、1問不正解」
ソバカス顔の女子生徒はYさん。
Yさんはひとりだけ不正解で、ちょっとむくれ顔です。
そんなYさんの表情を見てとった金歯先生は
「大丈夫。うっかりミスだから、考え方は正しいですよ」
優しく声をかけます。
途端にYさんの表情が明るく輝きました。
きっと褒められて伸びるタイプなのでしょう。
金歯先生はYさんを上手くコントロールしているみたいでした。

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「さあ、では次の問題配りますよ」
どうやらここでは、問題を解いては採点し、次の問題を解く、
といった方式のようです。
配られた用紙に目を移すと、今度も面積問題でしたが、
先ほどのより少しレベルが上がっていました。

「はい時間は15分です。よう〜い、始め」
金歯先生の掛け声で、一斉に問題に取り掛かり始めます。
Mくんは淡々と鉛筆を動かし、Yさんは今度こそうっかりミスはしまいという
堅い表情で用紙を見つめていました。
当たり前のことですが、二人は真剣そのもので問題に取り組んでいます。
スマは問題よりも二人の様子が気になって、なかなか集中できません。

個人塾ならではの先生と生徒の密接な信頼関係。
それが金歯先生とこの二人の間には出来あがっているような気がしたからです。
早く仲間になりたいな。
本来ライバルであるべき人たちを前に、スマはそんなことを考えていました。

その日のうちにYさんとすっかり仲良しになろうとは、
まだ気づきもせずに・・・・・。

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その個人塾の方式は6時〜8時までの2時間の間に
15分で問題を解き、15分で採点をし、また問題を解く。
といった繰り返しでした。

そして2時間の間に2教科を行います。
数学15分を2セットと社会を15分を2セットという風に。
15分の採点時間の中に不正解だった問題を先生が
丁寧に解説してくれる時間も含まれています。
ときには全問正解者が教えてくれることもありました。

全員が生徒で全員が先生。
それがこの塾の方針のようでした。

そばかす顔のYさんとは、意外と早く仲良くなるのですが、
そのお話はまた次に・・・・・。

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高知もめっきり冷え込んできました。
年末の慌ただしい時期に事故が多くなってきます。
皆さんもお気をつけください。

ちなみ私は昨日、階段から落っこちて足を捻挫し、
背中と腰をしこたま強打してしまいました。
足腰が弱っている証拠かな。
来年は運動しようと心に誓う今日この頃でした。

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2011年11月20日

スマの高校お受験W

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念願の塾に入ったスマ。
そこで出会ったのは衝撃的な総金歯の先生でした。
一見するとものすごく危ない雰囲気です。
なんでもバリバリと食いちぎりそうな歯を見ていると、
恐竜よりも強そう。

驚きを必死に隠しつつ平静を装うのに苦労しました。
「さぁ、どうぞどうぞ」
といって通された6畳の和室。
畳の部屋に折りたたみ式の小さな机が3台縦に1列並んでいるだけの教室。

教室には先客が二人いました。
ちょっとばかり小太りの男子とそばかす顔の女子です。
二人は机の上に置かれてある問題用紙に視線を落したまま、
突然の侵入者には興味がない様子。

金歯先生は二人の様子を見てウンウンと頷いてみせました。
「ちゃんと問題解いてますね。エライエライ」
小さく拍手をしたあと金歯先生はスマの背中をすっと押して、
「みなさん、新しいライバルですよ」
と紹介しました。
『ライバル』という言葉を聞いて、スマは改めてここが受験のために戦う場所なのだと実感したのです。

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二人はちらりとスマを見て、ほとんどわからないくらいの会釈をしたあと、
すぐ問題に視線を戻してしまいました。
単に塾に憧れを抱えた不純な動機のスマとは違い、二人はきっと真剣に受験に取り組むために来ているのでしょう。
スマはちょっとだけ罪悪感を感じてしまいました。

「今日はね三角形の面積を解く問題をやっています。スマちゃんもやってみますか?」
金歯先生は、意外なほどに優しい声をしていました。
言葉づかいも丁寧で、やわからかな印象を受けます。
”人を見かけで判断してはいけない”
訓示はどうやら正しいようです。

用紙を受け取ったスマは、茶色のわら半紙に書かれた問題に目を移しました。
いわゆるガリ版で刷られたものです。
「席はとくに決まってないから、好きなところに座っていいですよ」
そう言われたものの、空いているのは一番後ろの机のみ。
スマに選択の余地はなさそうです。

とにかく机の前に座り、問題用紙を置いて、かばんから筆記用具を取り出しました。
問題を見ると案外簡単そうです。
スマは面積と角度を求める問題が得意でしたから。

「カリカリ」
鉛筆の音だけが教室に響きます。
「カリカリ」
ひたすら、続く音。

スマの憧れが現実になった瞬間でした。
ここは勉強する場所。
学校で勉強しても足らず、受験のために更なる努力をする場所。
当たり前のことを、今更ながらに気づかされた瞬間でもありました。


009.gif

すっかり寒くなってきましたね。
皆さん風邪などひいていませんか?
私は先週風邪をひいてしまい鼻水タラタラ、咳がコンコン暴発状態でした。
今は喉が少し痛いくらいで元気ですけど。

これからクリスマス・年末に向かい、仕事も忙しくなってきますが、
気まぐれに更新したいと思っています。

では・・・・またの更新まで。

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2011年05月22日

スマの高校お受験V

スマ劇場.gif

念願の塾に通うこととなったスマ。
受験に合格したかのような喜びように、周りに呆れられながらも、
ウキウキと初日を迎えました。

初めて通う塾に向かうときの気持ちは、転校生になったときと似て、
喜びと不安が入り混じったものでした。

塾は、志望高に近い所に位置しており、
自宅からも近い点が気に入って、決めたところもあります。
自転車で10分ほどの距離にあるその塾は、
一見すると普通の二階建ての家でした。
看板もとくになく、塾だと知らなければ、通り過ぎていくような平凡さです。
いや、どちらかというとかなり古く、あばらやに近かったかもしれません。
(先生ゴメンナサイ)

よく言えば風情があるその家の前に立ち、
「ここが塾?」
と正直なところ戸惑いを隠せないスマ。
塾=鉄筋のビル
そういった印象が強かったこともありました。
今思い返せば、個人塾だからあたりまえなのですが・・・・。

Bear.jpg

はてさて、どうやって入ろうかと二の足を踏んでいたところ、
「あんた、新入りさん?」
声をかけられふりむくと、小柄な女子が眉間に皺をよせて立っていました。
「あ、うん」
しどろもどろに答えるスマ。
友人たちには信じてもらえませんが、スマは人見知りなのです。
突然、声をかけられて慌てていました。
「そんなところに突っ立ってないで、入れば?」
その子はどうやら塾の生徒らしく、中にさっさと入っていきました。
スマも急いで後に続きます。
玄関先まで入ったスマは、そこでまたもや立ち往生してしまいました。
さっきの子の姿はもう見えず、家の奥に入っていったようです。
「あの〜」
奥をのぞきこみながら、声をかけてみます。
「はいはい、どなたさん」
スマの蚊の鳴くような声が届いたのか、廊下の奥から声が返ってきました。
「今日から、ここに通うことになったスマですけど」
せいいっぱい大きな声で答えると、
「ああ、いらっしゃい。どうぞあがって」
50過ぎくらいの男性が、ニコニコと笑いながら、やってきてくれました。
少しほっとしたスマでしたが、安心したのも束の間!!
その口元にスマの目が釘付けになってしまいました。
何と!!
上下の歯、全てが金色で、キンピカだったのです。
歯が全て金歯の人をスマはそれまで見たことがありませんでした。
いや、現在もありません。

その金歯の人こそが、スマの先生になる人でした。

このつづきはまた今度。

009.gif

私が通っていた個人塾は、木造の古い1戸建ての家の1室でした。
それまで見ていた塾が大きな鉄骨のビルだったため、
少々驚いたのですが、個人塾とはそういうものだと、
今ではわかります。

その塾で一番最初に合ったのが、玄関先で声を掛けられた女の子です。
小柄だったので年下に見えたのですが、実は同じ年でした。
第一印象は少しばかり怖い感じがしました。
でもそのあと仲良くなって、帰りも一緒に帰るようになったのです。

先生は金パチ先生ならぬ金ピカ先生でした。
本当に全部の歯が金色で、初めて見たときは、吃驚したのと同時に、
恐怖さえ感じました。

007の映画でジェームスボンドと敵対する悪者の一人に、
金歯の大男がいたことを思い出したからです。
その悪者と先生が重なって見えたのかもしれません。

でも先生は悪者どころか、とても温厚で辛抱強い人柄でした。
人を見かけで判断してはいけないってことですね。

ここから塾生活が本格的にスタートしていきます。
しばらくお付き合いいただければ、嬉しいです。

posted by smile-one at 20:30| Comment(16) | TrackBack(0) | スマ劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

スマの高校お受験U

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窓から見えた建物に一目ぼれし、志望高校を決めたスマ。
決めた所に簡単に入れるなら、誰も苦労はしません。
遊びまくったツケで、惨憺たる通信簿をながめ、これではいけない!!
と一念発起をするも、誘惑に負けそうになる日々。
楽しいことは、探さなくても周りにいっぱいあります。
勉強に集中するには、それらの誘惑に打ち勝たねばなりません。
煩悩だらけのスマには、至難の業でした。

「塾に行ったらどう?」
誰に言われたものか定かではないのですが、そのひとことがスマの心を動かしました。
「塾」
何ていい響き。
スマにとって「塾」とは「学校」とも「家」とも違う異次元の世界でした。
未知なる世界は魅力的に映るものです。
何事も即行動!!
塾に行くことを決意したスマは、さっそくスマママにを話しましたが、
「そんなお金ないわよ」
あっさりと却下。
何をするのもお金かぁ。
そのとき社会の厳しさを知ったスマなのでした。(オオバーな)

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塾という憧れを捨て切れず、その後2〜3日モンモンとした日々を過ごしたスマ。
そんなスマの様子を見かねたのか
「個人塾で安いところがあるそうだから、そこだったら何とかなるかも」
スマママが救いの手をさしのべてくれました。
「ほんと?」
嬉しさにスマは思わずガッツポーズ。
今思えば、塾へ行くことに何故それほどに憧れていたのか、さっぱりですが・・・・。

こうして塾へ行くこととなったスマですが、つづきはまた今度。


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GW中に懐かしい友人と久しぶりに会いました。
この話のあとになる高校時代の友人です。
お喋りをしているとその時代に戻ってまだまだ若いつもりでしましたが、
お子さんが私たちと同じ高校に通うことになったとの話を聞いて、
「え!! もうそんな大きくなった?」
と驚いてしまいました。
母親と同じ高校に通うというのも素敵な話ですよね。
校舎は改築されて私たちが通ったときとは随分違っていますが・・・・・。

楽しい時間はあっという間に過ぎましたが、懐かしく幸せな一日でした。


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2011年04月16日

スマの高校お受験

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中学ではお笑いに目覚め、勉強そっちのけで遊びほうけていたスマ。
そのかいあって、笑いの技術はメキメキ上達したものの、通信簿の方は見事な下降線をたどっていきました。
小学校では勉強熱心なスマでしたから、成績は常に優秀で文句のつけどころがありませんでした。(自分で言うな)
そんなスマは、担任の先生や両親にお小言を言われるのを覚悟していたわけですが。
これがまた何のおとがめもなしなのです。
もともとスマパパは学校の成績には興味がないようで、
「人間としての道をはずさなければ成績は関係なし」
といった感じでした。
スマママに至っては全く関心なし、といった体で素知らぬ顔です。
担任の先生というのが出来た先生で、いわゆる「金八先生」のような熱血だけれど、人情味があってそれこそ勉強より大切なことがある、といった教育方針の持ち主でした。

成績についてお叱りを受けなかったスマは、子供にありがちな「調子にのる」といった愚かな行動に突っ走り、勉強そっちのけで遊びまくる日々を続けておりました。
しかしながら、天罰は必ず下るものなのです。
何も言われないことをいいことに、唯我独走天上天下なふるまいのスマにも、当然のことながらその報いがやってきました。

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中学というのは義務教育で、基本的には3年間という期限つきです。
卒業間近になると、進学するか就職するか、あるいはプー太郎に走るか、という選択肢が待ち受けています。
「スマちゃん、卒業後はどうするつもりかな」
担任の先生に真面目な顔で聞かれた日には、
「えっと、何も考えてませんでした」
ふとどきな答えしか返す言葉がないわけで。
いかに無関心なスマママ・スマパパにしても
「高校ぐらいは出ときなさい」
と、もっともらしい言葉を吐く始末。

「う〜ん」
唸りながら、自分の進路を考えなくてはならなくなったスマは、とりあえず高校に行くか、と考えました。
とはいえ、現在の成績ではどこの高校も難しい。
遊びほうけたツケが回ってきたわけです。
お受験の日までは半年を残すのみ。
今から猛勉強したとして、はてさてどこを受験するべきか。
スマは教室の窓から外を眺めながらためいきをついておりました。
そんなとき神の啓示が!!
窓からある学校の校舎が目に映ったのです。
その校舎はステンドグラスの窓がある、ちょっとお洒落な建物でした。(当時はそう見えた)
あそこなら家からも近いし、ちょうどいいかも。
スマはほくそえみました。
そして、校舎の見た目と家から近いというそれだけの理由で、志望校を決めたのです。

そこからあとは、またこの次に。


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久しぶりのスマ劇場です。
世の中が災害で暗いニュースばかりなので、こんなときこそクスリと笑える話もいいかな、と思って再開してみました。

小学校時代はひたすら勉強にあけくれた私は、中学時代になるとその反動からか、遊びに夢中になりました。
しかし楽しいことは永遠には続かないものです。
進路という現実が目の前にやってきます。

今思えば、その頃の悩みなんて小さくて笑ってすませられる程度のものですが、当時は滑稽なほど一生懸命に考えていたのものです。
そんな時代を振り返りつつ、備忘録がわりにつづるスマ劇場は私にとっては自分史であり、生きてきた歴史。

それを皆さんにも楽しんで読んで頂ければ嬉しいですね。
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2010年04月01日

スマ劇場=世界はスリルに満ちているU=

スマ劇場.gif

以前に、スマの視力が悪いお話をしましたが、そのことについてのエピソードを少し。

突然の視力の低下で、日常生活に支障が出始めました。
眼科でメガネを作り、かけてみたものの、違和感のオンパレード。
地面が揺れる、目が回る等々。

スマの歩く姿を見た友人曰く。
「何だか、ロボットみたい」
だそうで。
一歩一歩、確かめるように歩いていたので、そう見えたのでしょう。

一番困ったのが、階段。
まるで、エスカレーターのように、動いて見えるのです。
足を出すのが怖くて、上ることも降りることも出来ません。

それでも、少しずつメガネに慣れて、世界も落ち着きを見せ初めました。
ところが!!
メガネをかけても、なかなか視力が上がらず、両眼で0.8。
度が合っていないのかと思い、再び病院へ。
そこで下された診断は。
「これ以上、視力のあがる見込みはありません」
というものでした。
それどころか。
「どんどん低下していく恐れがあります」
とも。
最初は、「藪医者なんじゃない」と信じてなかったのですが、その言葉通り、スマの視力はどんどん低下していったのでした。

4月.jpg

それからのスマの世界は、何ともスリルに満ちたものとなりました。
まず、自転車に乗っていても道幅がわからず、溝にはまったり、ひどいときには、河原から転げたり。
危険と隣合わせです。

あるときは、こんなことも。
道を歩いていて、肩がぶつかり「ごめんなさい」と謝ると電柱だったり、ショッピング中に、マネキンに挨拶したり、まだ開いていない、自動ドアに激突したり。
人違いに気付かず、ずっと話しかけて相手を困らせたこともありましたね。
相手の方は、さぞ迷惑だったことでしょう。
このようなことは日常茶飯事。
本人はしごく真面目なのですが、一緒にいる友人は大笑い。

こんな生活を送りながらも、不思議なことに、ケガをしたことはありませんでした。
周りの人は、ハラハラしていたようですが、スマ自身はどこ吹く風。
中途半端に見えないのではなく、全く見えていないのが幸いしたのかもしれません。
自転車で落下するときも、本人は道があると思っていますから、変に力を入れることなく気づいたら、落ちていた、という感じなのです。

視力の低下で、失われたこともありますが、それよりも何気ない日常が、とても刺激的で楽しいものに変わったことは、ある意味良かったのかもしれません。

そして、そのスリルは今も続いています。


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いつも訪問&コメントありがとうございます。

あいかわらずのまったり更新で、皆様のところへも訪問できずにいますが、ゆっくり待って頂けると嬉しいです。


この前更新したとき、早くも3月と書いた気がしますが、もう4月!!。
時間の過ぎるのは、本当に早いですね。

春の陽気に誘われたかと思うと、冬の寒さに逆戻り。
気温の変化が激しいこの頃。
皆様、体調には気をつけて下さい。


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2010年02月05日

スマ劇場=世界はスリルに満ちている=

スマ劇場.gif

今回は、視力の話を少しだけ。

スマは、小学校3年までは、両眼とも視力は1.2でした。
友人の顔も、空に浮かぶ星も、はっきりと見えていたのです。
ところが、小学校4年の視力検査で、0.4という判定結果が!
あれ?
ちょっと疲れ目かな。
その時は、楽観的に考えていました。

再検査のために、眼科へ行くことになったスマ。
そこで衝撃的な言葉を先生から聞くこととなりました。
「ド近眼ですね。視力が良くなることはありません。眼鏡を作ったほうがいいでしょう」
先生は、こともなげにそう言ったのです。
ド近眼って!!
スマは、軽い仮性近視で、すぐ視力が回復するという診断を予想していたので、これには驚きました。
この医者はきっと藪医者だ。
そう考えたスマは、別の眼科へ行くことにしました。
ところが!!
そこでも診断は同じものだったのです。
どうやっても合点がいかないスマでしたが、信じざるを得ない事態に次々と見舞われるようになっていきます。

cat2.gif

最初の異変は、道が揺れて見えることでした。
平地を歩いているのに、船に揺られているような感覚に陥るのです。
道を歩くだけで酔ってしまいます。
その次に、人の顔がぼけて見えるようになりました。
目が4つくらいあるように見えてくるのです。
道の幅もわからなくなり、よく溝に落ちるようにもなりました。
このままでは、日常生活に支障を来たしてしまいます。
ここまできて、やっと先生の診断を信じるようになったのです。

眼科で眼鏡を作る頃には、0.04にまで視力が下がっていました。
冗談ではなく、ド近眼です。
しかも、乱視も入っていました。
目がダブって見えたのは、そのせいだったのです。
こうして、眼鏡をかける生活が始まりました。

それ以降のスマの人生は、スリルに満ちたものとなりましたが、続きはまた今度。

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皆様、お久しぶりです。
もともとマイペース更新ですが、輪をかけてマイペースになっています。
コメントを返すのも遅くなって、すみません。
こんなブログに訪問して下さり、感謝しています。
これからも、不定期更新になると思いますが、おつきあい頂ければ幸いです。

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2009年10月12日

スマ劇場++事件は通学路でV++

スマ劇場.gif

通学路と言えば、事件。
事件と言えば、通学路。
中学時代のスマの記憶には、呪文のようにそのような言葉が刻まれていました。

友人たちと死体を発見したり、シンナー依存症の変人にからまれたり、一般の人が経験する以上のことをしてきたのですから。

そしてまた、事件は通学路で起きたのです。
逢魔が時という言葉がありますが、まさにそんな時刻でした。
あたりはうす暗くなり始め、夕暮れの空が広がっています。

その日は、クラブ活動からの帰り道で、ひとりでした。
もともと視力が弱いスマは、夜になるとますます視界が悪くなります。
真っ暗な闇が、あたりを支配する前に、帰らなくては。
少々あせりながらペダルを漕いでいました。

すると、対向から一台の自転車がやってくるのが見えました。
急いでいるのか、凄いスピードです。

田んぼが居並ぶ畦道は狭く、すれ違うのがやっと。
このままのスピードでは、ぶつかってしまうおそれがあります。
スマは、ペダルを漕ぐ足を緩め、スピードを落としました。
ところが、相手は猛スピードでこちらに向かってきます。
あぶないな!! と嫌な予感。
その嫌な予感は、すれ違い様、現実のものとなりました。

でんでん2.jpg

すれ違う瞬間!!
相手が、スマの顔を平手で思いっきりビンタしたのです。
バランスを崩したスマは、そのまま・・・・・!!
自転車ごと田んぼに落ちてしまいました。
一人では、なかなか抜け出せなくて四苦八苦。
ビンタされた頬も痛みます。
「なんで?」
相手の顔に見覚えはありませんでした。
恨まれるようなことも思い当たりません。

それでも何とか田んぼから抜け出し畦道に戻ったスマ。
ところが、さき程の相手が、またスマに向かってくるではありませんか。
やっと起き上ったスマを、相手は田んぼの方に押し倒しました。
再び、落下。
相手の顔は、周囲が暗かったせいでよくわかりませんでしたが、何となく笑われている気がしました。

二度も田んぼに突き落とされ、意気消沈しながら、何とか家に辿りついたスマ。
頬は痛むし、制服はドロドロ。
スマの姿を見たスマ母は、「何、その格好」と青ざめていました。

逢魔が時。
その言葉通り、悪魔に遭遇したスマ。
2〜3日は、通学路を通ることが出来ませんでした。

後日談で、スマと同じような被害にあった学生が後を絶たないことから、警察が張り込むことになったそうです。
そして、めでたく犯人も捕まったということ。
警察の人の話では、受験ノイローゼの学生だったとか。

事件が頻繁に起こる通学路。
スマがその後、通学路を避けたかというと、性懲りもせず、通っておりました。
何とも、学習能力がないスマなのでした。


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

中学時代は多感な年頃。
事件も多々ありました。
今思えば、避けられたものもたくさんあったはず。
喉元過ぎればなんとやら、で、学習能力に欠けていたんでしょうね。

おかげで、こうしてスマ劇場のネタには困らないわけなのですが。
皆さんは、くれぐれも気をつけて下さいね。

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posted by smile-one at 20:23| Comment(28) | TrackBack(0) | スマ劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

スマ劇場++事件は通学路でU++

スマ劇場.gif

学校への通学路は非常に思い出深い場所です。
友人たちと自転で並走しながら(本当は駄目です)、他愛もないお喋りに華を咲かせました。
いつも4人で待ち合わせて一緒に通学していたのですが、またまた事件が!!

自転車1台がやっとすれ違えるくらい狭い田んぼ道が、スマたちの通学路。
いつものようにスマたちはお喋りしながら、一路学校へと、急いでいました。
その日は中間試験の日、慌てないわけにはいきません。
スマが先頭に立って、一列で走っていました。
ところが!!
狭い田んぼ道に、対向から歩行者が、邪魔するように、二人並んで立ちっていいるのが目に飛び込んできました。。
ただでさえ狭い道なのに、これでは通れません。
「すみません」
スマは二人のわきをギリギリで通り過ぎることができました。
そのまま走ろうとしたとき、
「スマ!!」
と後ろから悲痛な声が。

みんな元気.jpg

振り向いてみると、友人たちが、その男性二人に、通せんぼされているではありませんか。
「何してるんですか?」
まだ暢気に構えていたスマ。
すると!!
「自転車の後ろに乗せてくれよ」
と、二人の男性が言うです。
それでなくとも急いでいるのに冗談ではありません。
「嫌です。それにどこまで乗せていくんですか」
スマはキッパリ。
しかし、友人たちの顔は引きつっていて、今にも泣き出しそう。
友人の一人が、何かを私に訴えかけています。
よく見ると、男性ふたりは手にコーラの缶を持っており、コーラの飲み口にはストローが。
これは、もしや!!(シンナー吸引)
やっと事情が飲み込めたスマ。
あまり刺激を与えると危険です。
朦朧とした意識で何をされるかわかりません。
「私たち中間試験で急いでるんですけど」
「じゃあ学校まででいいよ」
男性二人は2・3番目にいた友人の後ろに、それぞれが乗り込みました。
友人たちが、無言で頷きます。
仕方なくスマは出発。
しばらくすると、
「スマ〜!!」
と、またまた友人の声。
再度振り向くと、何と男性が友人の胸を揉んでいるのが見えました。
これには、流石のスマも発奮。
「ちょっと降りて、自転車貸してあげるから勝手に乗ってってよ」
スマはそう言って、自分の自転車を二人に向けました。
「学校のところに返してくれたらいいから。」
二人と話している間に友人たちを先にいかせ、一瞬のスキを見て、スマも逃げ出しました。

モモちゃん.jpg

4人で必死に自転車を漕ぎ、何とか二人を振り払うことができたのです。
その後、遅刻したのは言うまでもありません。
教室の戸口に立っている先生を見るなり、他の3人は泣き出してしまいました。
よっぽど怖かったんでしょう。
何事もなくて本当に良かった。

後日談ですが、二人は最近そういう事件を頻繁に起こし、警察のリストに載っていたということです。

スマ劇場も復活です。
通学路の事件簿はまだまだ続きますよ。
次回を待ってね。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

画像はまったく関係のないものを載せています。
友人宅のわんちゃんで、「モモちゃん」です。
写真をもとにポストカードに加工しました。
大好評で売れ行きも好調。
「モモちゃん」にモデル料をあげなきゃ。(笑)

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2009年07月23日

スマ劇場++事件は通学路で++

スマ劇場.gif

鮮明に記憶の中に刻まれている出来事があります。
それは・・・・・。

中学になって、友だちが出来たスマは、仲良し4人組みでいつも通学していました。
そんなある日のこと。
待ち合わせにしているいつもの橋で皆と落ち合い、何の気なしに川原に目をやったスマ。
視界に入ってきたのは、奇妙な光景でした。
「ん?」
見間違いかな、と目をこするスマ。
「ねえ、あれ人じゃない」
視力が悪いスマは、自分が目にしたものに自信が持てず、友人に話しかけてみました。
「え?」
スマの指差した方角を見る友人。
目がまんまるになっています。
「人だよね。」
確認するスマ。
「うん」
と、友人。

何と、川原にはうつ伏せに人が倒れていたのでした。
学校に遅れそうだと思いながら、おそるおそる様子を伺うスマたち。
単に倒れているのか、それとも・・・・・。
ようく見ると、顔が水に浸かっているようです。

そのまま放っておくことも出来ず、どうしようかと思案していると。
近所の人なのか、不穏な空気を感じた大人たちが、様子を見に来てくれました。
スマたちは、学校に行くよう促されたため、詳しいことは後で知ることとなります。

ハナコ.jpg

結局、倒れていた人は亡くなっていたそうです。
年老いた男性で、川原で寝ていたのか、倒れたのかは不明ですが、
死因は溺死ということでした。

胸につけていた名札から身元が判明し、認知症で病院に入院されていた方ということでした。
散歩に出たまま行方不明になり、結局、帰らぬ人となってしまったのです。

あの時に見た光景は、いまだに忘れることが出来ません。

事件はいつも通学路で起こるのです。
そして、さらなる危険な出来事がスマたちを待ち受けていようとは・・・・。
このとき、知るよしもないのでした。

つづきは、また今度。

******************************

久しぶりのスマ劇場です。
22日は、皆既日食で全世界が賑わいました。
神秘的な現象は、日常的に起こるものではありません。
ところが、私は「事件」と呼ばれる出来事に、かなりの確立で遭遇してしまいます。
あまりの多さに、私の中では特別なことではなく、「日常」になりつつあるほどです。
それらを全部書くと限りないので、その中でもインパクトが強かった出来事を紹介していきたいと思ってます。

初めてスマ劇場を読まれた皆様は、フィクションのように思われるかもしれませんが、全て事実です。
これを読んでいる友人には、「まだ書き方が甘いね」と言われているほど。

奇奇怪怪な人生といわれながらも本人は楽天的。
これから先にどんな出来事が待ち受けているのか、楽しみにしているくらいです。

皆さんも、気軽に読んでいただけると嬉しいのですが・・・・。


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2009年04月14日

スマ劇場 =大阪完結編=

スマ劇場.gif

今回の大阪イベントで、スマは大事なお役目を仰せつかっておりました。
それは、イベントの様子をレポートし記事にする。
という大役です。
記事を書くにあたって、写真はやっぱり必要だろう。
そう思って、妹のデジカメを借りていきました。
ところが!!
普段、全くといっていいほど、カメラを触ることがないスマ。
当然、使い方がわかりません。(前もって説明書読んどけよッ)
いざ、写真を撮ろうという段階に至って、液晶画面を覗くと、
「メモリカードがいっぱいです」
というメッセージが。
「ん?」
一枚も撮ってないのにそんなはずは・・・・。
と、電源を入れなおしたり、色んなところを触ってみますが、メッセージは消えず、シャッターも押せません。
「スマちゃんどうしたの」
と、隣にいたAさんに聞かれ、説明すると、
「ちょっと貸して」
そう言って、Aさんが見てくれました。
「何枚か写真入ってるよ。消してもいいなら消去したら」
写真を撮った覚えはなかったのですが、とりあえず消去してもらい、再度チャレンジ。
パシャリ。
今度は、ちゃんと撮れました。
しかし!!
数枚撮ったところでまた、同じような状態になってしまいます。
「スマちゃん、それメモリどれくらいあるの?」
と、聴かれてメモリーカードを取り出してみると、何と!!
32メガバイトしかありませんでした。(めっちゃ少ない)
ガガ〜ン!!
もともとカメラに入っていたので、何も考えず予備も持ってきていないスマ。
結局、8枚くらい撮影したところで、終了とあいなってしまいました。
写真は、Aさんが撮ったものを貸してもらうことになり、先行き不安な出だし。
果たしてルポできるのか!!って感じです。

ごろんと.jpg

何はともあれ、次の会場へ移動となり、そこでまたまたトラブル発生。
皆は、車で乗り合わせて行くことになりましたが、スマはホテルが少し離れていたため、先に一人でチェックインを済ませてから向かうことに。
ココから先は、みんなで一緒に移動だと聞いていたので、またまた交通手段を考えていませんでした。(どこまでも無計画)

しかし、アレコレ考えていても仕方ありません。
女は度胸。
宿泊先の梅田へと向かいます。
泉ヶ丘駅にトボトボと徒歩で戻り、地下鉄で再び移動です。
ホテルの地図を頼りに駅を探し、切符を購入。
何とか無事、ホテル近くの駅にたどり着きました。
後は改札を抜けるだけ!!
だったのですが、切符を投入し抜けようとした瞬間!!
バタン!!と無残にゲートが閉まってしまいました。
「あうっ!!(T_T)」
と、ジタバタしながら「すいません〜」と駅員さんにSOSを。
大きな荷物を持って、いかにもお上りさん風だったのでしょう。
「どっから来たん?ちょっと待ってぇな、今開けたるから、ハイいいよ」
と、ちょっと笑い気味で操作してくれ、通りぬけることが出来ました。

その後はスムーズに事が運び、次の会場で皆と食事をし、路上ライブで大盛り上がり。
すっかりいいムードで一日目は解散となりました。
地元のAさんが、
「スマちゃん駅まで見送ってあげるよ。今日ひとりで大変だったでしょう」
と気を使ってくれ、駅まで来てくれることに。

今日のイベントについて楽しくお喋りしながら、駅に到着。
切符を購入しホームに向かうと、一本の列車が停車していました。
「スマちゃん、ナイスタイミング。電車だよ。乗って」
と、背中を押され、何の疑いも持たず、電車に乗り込み、
「ありがとうございました。また明日」
そう言って、Aさんに手を振りました。
ジリリリと発車のベルが鳴り、電車が加速していきます。
でも何だか嫌な予感が!!
その予感は的中し、ホテルと真逆の方向に進行しているではありませんか。
「え〜!!」
ここまで、ひとりでハプニングにもめげず、迷子にならずに来たというのに、最後の最後で地元のAさんに、してやられちゃいました。
Aさんはものすごいド天然で、おっちょこちょいな人。
そんな印象をイベント会場で持っていたのですが・・・・。
この場面で天然ぶりを発揮されてしまうなんて。
まぁ、気がついたので次の駅で降り、無事ホテルに帰りましたけど。

そんなこんなで、スマの大阪行きは、楽しいハプニングつきの思い出がたくさん出来ましたとさ。

ちゃん ちゃん


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仰せつかったルポは、めーいっぱい楽しみ過ぎて、全くメモをとってなかったため、頭を悩ませております。
さて、書けるのか。
お笑いルポではダメなんだろうなぁ。

Aさんという人はとっても面白い人で、
「高知はテレビ局が少なくて、しかもリアルタイムでは放送されないから、東京より一週間くらい遅い放映なの」
と、話をしたところ、
「そうなんだ。高知は電波がゆっくりなんだね」
というご返事が・・・・。
一同。
「・・・・・」
のあと、大爆笑でした。
後から聞いたところ、テレビは全く見ないのだとか。
それにしても、東京から高知まで電波がやってきていると思っているなんて、凄い天然でしょ。(笑)

長々と引き延ばした大阪編は、これにて完結です。
今回、お笑いが少なくてすみません。


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2009年04月05日

スマ劇場=大阪地下鉄編=

スマ劇場.gif

空港リムジンバスが廃線と知ったスマは、あまり考えこむことなく、難波行きのバスに乗り込みました。
後から友人たちに「なぜ難波?」と訊かれたのですが、脳に閃いたとしか言いようがありません。

そこからの行動は全て、直感によるものでした。

難波でバスを降りたスマは、迷わず地下鉄へと向かいます。
何線に乗り何駅で降りるのか。
全く予備知識はありませんでした。
それにも関らず、妙な自信だけがあり、足が勝手に動いた、としか言いようがないのですが。

地下鉄に下りたスマは、自分の直感だけを頼りに、切符売り場へ向かいました。
そこで「うんと、もずくに似た名前の駅」を探します。
ざっと目を通すと、それらしき駅名はひとつしかありません。
(正しくは中百舌鳥駅ナカモズエキ)
悩むことなくその切符を買い、電車に乗り込みました。

ときどき、こういうことがあります。
無鉄砲で無計画。
だけど、窮地になると脳のスイッチが突然ONになり、映像となって行く先を導いてくれるのです。
ビデオのコマ送りを見るように、目的のものを探していきます。
今までの経験からいうと、それで間違ったことはありませんでした。

目的の駅に到着し、そこでさらに乗り換え。
ここでも、自然と足が向く方向に行ってみます。
そして、切符売り場で最終目的地である泉ヶ丘駅を発見。
どうやら直感は当たっていたようです。

こうして、無事に泉ヶ丘駅まで行くことが出来ました。
今、思い返すと、交通アクセスを検索する中で、何度も乗り換えが必要な地下鉄を除外していたのですが、映像としては記憶に残っていたのではないかと。

小人.jpg

何かを覚えるとき、映像として記憶する癖があります。
本にしても一言一句を見ているわけでなく、文章を映し撮る、というイメージが近いでしょうか。
ですから、何ページめの真ん中あたりにこういう文章があった。
という想い出し方をするのです。

大阪でのことも、多分、脳の中に検索ページが映像として、どこかに記憶されていたのでしょうね。
スマの珍人生は、この得意技によって救われていることが多かったりします。

何はさておき、無事にイベント会場には到着しました。
参加者と楽しい時間を過ごし、次なる場所への移動となります。

そこでも、思いがけないアクシデントが。

それは、また続きということで(笑)
(どんだけ引っ張るんだ!!)


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昔から皆に、「変わった記憶法だね」と言われていました。
本はペラペラと捲るだけで、読むという作業を殆どしません。
でも、ちゃんと映像として残っていて、内容も思い出すことが出来ます。

知らない間に、覚えるつもりがない情報も、視覚の中で入ったものは、脳に刻まれているようです。
それが、トラブルのときやピンチの場合に、ふっと蘇ってきて、何度も窮地を脱しています。

これは得技と言ってもいいのかな。

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2009年03月29日

スマの大冒険!!=大阪編=

スマ劇場.gif

さてさて、何とか無事に空港行きバスに乗車できたスマ。
しかし、ここから先が本番です。
空港にはトラブルなしに到着(当り前)。
高知のお土産を買うべく、売店をうろうろ。
普段、地元のお土産屋を見ることがないスマは、何が名物なのかよくわからず、適当に購入。
いざ、手荷物検査場へ。
インターネットで予約しての搭乗手続きは初めてだったので、ドキドキしましたが、意外とすんなり通過。
飛行機の座席までスムーズに行くことができ、ほっと一安心です。

離陸の瞬間、お腹のあたりが「ひゅうひゅう」して、ちょっと気持ち悪かったですが、それも一瞬のことでした。

ところが、この日は相当天気が荒れており、飛行機が揺れる揺れる。
時折、激しい横揺れと「ドンッ」と縦につきあげる衝撃波が襲ってきます。
「うわあ、コワイ!!」
飛行機が超苦手なスマは、緊急体制をとりっぱなし。
「只今、気流の関係で、当機が大変揺れておりますが、墜落等の恐れはございませんので、ご安心ください」
というようなアンウンスが流れ、逆に不安に・・・・・。
現大阪空港(旧伊丹空港)に、所要時間40分ほどで着陸。
無事、大阪に辿りつきました。

みつばちくん.jpg

機内から外に出ると、激しい雨がお出迎え。
風も強く、傘なしでは歩けそうにありません。
でも、ここからは空港リムジンバスで目的地まで一直線です。
何とか行けそうだと安堵しながら、バス停へ・・・。
ところが!!
目的のバスが見当たりません。
「あれ??」
困ったスマは、近くに停車していたバスの運転手さんに尋ねてみました。
「すみません、○○行きのバス停は何番でしょうか」
すると、
「あ〜!!それね。3年前まであったんだけど、廃線になってるよ」
という答えが。
ガガ〜ン!!
リムジンバスを当てにしていたスマは、他の方法を全く考えておりませんでした。
「う〜ん」
と、考え込む間もなく、スマは次なる行動に打って出ました。
ここから楽天的突撃型性格が、遺憾なく発揮されるのこととなります。
野生の勘が目覚めたとでもいうのでしょうか。

この続きはまた今度・・・・。

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人間窮地に追い込まれると、底力を見せるものですね。
普段、引きこもりで超がつくほど方向音痴の私ですが、自分でも驚くほどの直感力と行動力を発揮します。
それは、幼いときに野生児として、野山を駆け回った経験が、脳に刻まれていたおかげじゃないかと。
改めて、祖父に感謝。
3つ子の魂百まで、っていうのは、本当ですね。

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posted by smile-one at 16:11| Comment(38) | TrackBack(0) | スマ劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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